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論文

Pedestal characteristics and extended high-$$beta_{p}$$ ELMy H-mode regime in JT-60U

鎌田 裕; 竹永 秀信; 諫山 明彦; 波多江 仰紀; 浦野 創*; 久保 博孝; 滝塚 知典; 三浦 幸俊

Plasma Physics and Controlled Fusion, 44(5A), p.A279 - A286, 2002/05

 被引用回数:77 パーセンタイル:89.65(Physics, Fluids & Plasmas)

高三角度化及びペレット入射による高$$beta_{p}$$ ELMy Hモードの性能向上と、それを支えるペデスタル構造について報告する。高三角度化により、高閉じ込め・高規格化ベータ完全非誘導電流駆動プラズマを、瞬間ダイバータ熱流束の小さなGrassy ELMy Hモードと共存させることに成功するとともに、負イオン源NNB入射により、高HHファクターHH=1.2,高規格化ベータ$$beta_{N}$$=3をグリンワルド密度指数60%で達成した。また、連続固体水素ペレット入射により、高閉じ込めが得られる密度上限を伸長した。このとき、通常のガス供給法と比べて、同密度で3倍も高い周辺温度が得られた。周辺ペデスタル部の圧力限界がポロイダル$$beta$$値とともに改善されることを見いだし、コア部からペデスタル部を含む全領域における分布の観点からHモードプラズマの性能決定プロセスを明らかにした。

論文

Spatial structure of internal and edge transport barriers

藤田 隆明

Plasma Physics and Controlled Fusion, 44(5A), p.A19 - A35, 2002/05

 被引用回数:28 パーセンタイル:63.84(Physics, Fluids & Plasmas)

内部及び境界輸送障壁の空間構造についてレビューする。高閉じ込め,高$$beta$$のためには、大きな内部輸送障壁半径,高い境界輸送障壁(ペデスタル)圧力などが望まれ、それらを規定する物理機構についての理解が必要である。ELMのない定常Hモードの境界輸送障壁においては、ELMより高い周波数の揺動が存在し、粒子を排出して定常性を得ている。径電場シアや安全係数分布の制御により内部輸送障壁半径の拡大が得られている。負磁気シア放電でしばしば見られる中心部の分布が平坦となる箱形の輸送障壁が形成される機構については、まだよくわかっていないが、大域的な構造形成と捉えるアプローチが有効と思われる。高自発電流割合における圧力分布と電流分布の定常性に関しては有望な結果を得ているが、さらに長時間の実験が必要である。高三角度配位にて内部輸送障壁によるプラズマ圧力の増大によりペデスタル圧力の向上が得られた。

論文

Edge-core relationship of ELMy H-mode plasmas in JT-60U

浦野 創*; 鎌田 裕; 白井 浩; 滝塚 知典; 久保 博孝; 竹永 秀信; 三浦 幸俊; 波多江 仰紀; 福田 武司

Plasma Physics and Controlled Fusion, 44(5A), p.A437 - A443, 2002/05

 被引用回数:18 パーセンタイル:50.76(Physics, Fluids & Plasmas)

JT-60Uにおける高三角度及びAr入射のELMyHモードの高ペデスタル温度到達の機構及びコアプラズマの熱輸送を解析した。高三角度では、境界温度は高パワー加熱による$$beta_{p}$$の増加とともに上昇し、コア部の温度分布形状は保存され、ペデスタル温度に依存しないことを明らかにした。一方、Ar入射放電では、中心がピークした密度分布が得られ、重水素放電と比べると、相対的にペデスタル密度が減少することから、ペデスタル温度は上昇した。さらに、温度勾配特性長は保存され、コアの温度も上昇した。また、同じNBIパワーで重水素放電と比較すると、放射損失流の増加により、熱伝導流束は減少することから、熱拡散係数が減少することを明らかにした。

論文

Thermal energy confinement of high-triangularity ELMy H-mode plasmas in JT-60U

浦野 創*; 鎌田 裕; 白井 浩; 滝塚 知典; 久保 博孝; 波多江 仰紀; 福田 武司

Plasma Physics and Controlled Fusion, 44(1), p.11 - 21, 2002/01

 被引用回数:23 パーセンタイル:58.47(Physics, Fluids & Plasmas)

JT-60Uにおいて高三角度ELMyHモード実験を行った。低密度領域においては、タイプIのELMが確認され、高三角度プラズマで高いペデスタル圧力を形成した。一方、高密度領域においてはタイプIIIのELMが確認され、ペデスタル圧力は密度とともに緩やかに減少した。低三角度プラズマと比較すると、高三角度プラズマでは高いペデスタル温度が得られ、同時にコアの温度もほぼ同じ割合だけ上昇した。温度分布は、ある温度勾配特性長で保存される。プラズマ形状は境界近傍のトロイダル磁気面に強く影響するので、高三角度化による周辺部安定性の改善が高いペデスタル温度をもたらし、その結果としてコアの温度が上昇したと考えられる。

論文

Recent progress towards steady state tokamak operation with improved confinement in JT-60U

藤田 隆明; JT-60チーム

Journal of Plasma and Fusion Research SERIES, Vol.3, p.87 - 93, 2000/00

JT-60Uにおいては、トカマクの定常運転の科学的実証に向けて高ポロイダルベータモードと負磁気シアモードの最適化を進めている。前者においては、圧力分布の最適化により高三角度配位にて規格化ベータ2.9、Hファクター2.2~2.4を維持した。定常性能は抵抗性のMHD不安定性により制限された。電子サイクロトロン波の入射による抵抗性不安定性の振幅の減少を観測した。負磁気シアモードにおいては、等価核融合エネルギー増倍率0.5を0.8秒間維持した。維持時間は安全係数の極小値が2となった時に発生するコラプスにより制限された。高三角度の負磁気シアHモードにおいて、自発電流による負磁気シア配位の維持を実証し、定常的な圧力分布及び電流分布の下でHファクター3.6、規格化ベータ2を2.7秒間維持した。Hモードプラズマへのアルゴンガスの入射により、グリンワルド密度の70%の高密度領域においてHファクター1.4を得た。

論文

Modification of the JT-60 poloidal field power supply for high triangularity divertor operation

松川 誠; 寺門 恒久; 岡野 潤; 信坂 裕通*; 三浦 友史; 閨谷 譲; 木村 豊秋

Proceedings of 17th IEEE/NPSS Symposium Fusion Engineering (SOFE'97), 1, p.548 - 551, 1998/00

JT-60では、プラズマの閉じ込め性能向上のために1995年から高三角度配位でのプラズマ実験を行っている。本論文は、このためのポロイダル磁場電源の改造と、その運転結果についてまとめたものである。電源設備においては、プラズマ電流の増大に合わせて順次サイリスタ変換器の組み替えを行い、現在は2MA以上のプラズマ電流に対応可能である。その結果、プラズマ電流1MAでは三角度を従来の0.1から0.6程度に、2MAでは0.4程度にまで運転領域を拡大させることができた。実験では、MHD発生時の水平磁場コイル電源の過電流が問題となったが、変換器制御系に微分リミターを導入することで対策の目処を得た。また高三角度配位ではX点の高さとともに半径方向の制御が可能なことを示し、ダイバータアップグレード後のプラズマ制御についての見通しを得た。

論文

Research progress on JT-60U in advanced steady-state operation

内藤 磨

Fusion Technology 1996, Vol.1, p.215 - 220, 1997/09

JT-60Uにおける最近の定常化研究の成果いついて報告する。これまでの高ポロイダルベータHモードに加えて、定常トカマクで想定される負磁気シア運転、プラズマの安定性を高めるための高三角度運転についての研究を進めた。負磁気シア運転では中心部での顕著な閉じ込めの改善を実現し、核融合増倍率0.63を達成した。また、負磁気シア運転の持続、高密度ダイバータとの共存にも成功した。高三角度運転では閉じ込めと安定性の向上により準定常的な高性能放電を持続させることに成功した。この他、負NBI装置の進展状況、ダイバータ改造計画、JT-60SU構想についての報告を行う。

報告書

Review of JT-60U experimental results from February to November, 1996

JT-60チーム

JAERI-Research 97-047, 151 Pages, 1997/07

JAERI-Research-97-047.pdf:6.27MB

1996年、JT-60Uのプロセス性能は、プロセス形状及び分布制御を最大限に生かすことによって、負磁気シア放電、高$$beta$$pHモード放電、高三角度放電という高閉じ込め領域において格段に改善した。負磁気シア放電において、Q$$_{DTeq}$$=1.05という等価核融合増倍率を得て、臨界プラズマ条件を達成した。高$$beta$$pHモード放電では、核融合積とイオン温度の世界記録を更新した。高三角度配位の高$$beta$$pHモード放電では安定性が改善し、ITERを模擬した高性能プラズマの維持に成功した。負イオン中性粒子入射(N-NBI)実験は、1996年3月より計画通り開始された。400keV及び2.3MWに達するN-NB入射によって、加熱・電流駆動特性の取得がITERを支援して実施された。負磁気シア放電のへのネオンガス入射によって、高性能プラズマと両立する放射冷却ダイバータの形成に成功した。

論文

Recent results from high performance and steady-state researches in the Japan Atomic Energy Research Institute Tokamak-60 Upgrade

木村 晴行; JT-60チーム

Physics of Plasmas, 3(5), p.1943 - 1950, 1996/05

 被引用回数:28 パーセンタイル:67.01(Physics, Fluids & Plasmas)

JT-60Uにおける高性能化、定常化研究の最近の成果が発表される。(1)大体積・大電流領域においてNBI+ICRF複合加熱を用いてHモードの生成と鋸歯状振動の安定化により高性能プラズマが得られた。(2)高三角度形状によりプラズマ境界部での安定性が向上し、閉じ込めの改善が得られた。(3)負磁気シアの形成に伴い電子の輸送障壁が現れることが初めて観測され、かつ顕著な閉じ込めの改善が得られた。(4)ITERの緊急課題であるHモードへの遷移に必要な加熱パワーの比例則が導かれた。高$$beta$$pモードの内部輸送障壁の形成にはプラズマ中心部への加熱パワーの重要であることが示された。(5)プラズマのトロイダル回転の制御によりTAEモードの制御が可能となることが初めて検証された。

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